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転職活動におけるスーツの選び方について

どうもどうも、俺です。

今日は転職活動におけるスーツの選び方について、知ってる情報を伝えます。

 

スーツの選び方といっても、上を見ればキリがない世界のようだし(欧州のものじゃないと生地がダメだよね、見てすぐ判るっしょ、なんてレベルらしい…)もちろん私もそんな世界は知らんので、今回は自分が体験してきた転職活動分野の一点特化で語ってみようと思う。

 

先に結論です!

先に結論を言うと、店選び・スーツの色・シャツの色・ネクタイの色・革靴のタイプ・当日持っていくカバンのタイプ・・・身の回りのモノ全てに転職活動突破向けのものがある。

 

月日が過ぎるのは早いもので、おととしの話になる。
それまでにオフィシャルな方面の仕事に就きたいと何度か公務員等の社会人採用枠試験にチャレンジをし、いずれも何故か面接を突破できないでいた。

そうこうしているうちに、県庁の1次試験を突破した段階で「今度こそ絶対に内定を取りたいと」思った。どうすれば面接を突破することができるのかを1次合格発表から10日程の間、徹底的に考え抜いた結論として「自分の持ち駒(独力での準備)だけではこれまでと同じ結果になってしまう」と判断し、それなりに高価だったけどお金を払ってオンライン環境で専門家からレクチャーを受けた。

レクチャーの内容は想定問答、その中身、ロジックの構築、会話フローチャートの作成、提出する個人情報内容の戦略、会話のリズムや表情など多岐にわたって妥協なく準備を行うものだった。

その中の一環として面接当日の服装についての準備もあって、
1か月間ずっと準備をした県庁採用試験の二次面接対策の際にお世話になった、この面接対策の専門家(大手企業の人事畑を渡り歩いてきたらしい)から根掘り葉掘り聞いたノウハウなので、安心して概ねこれに沿えば悪いようにはならないと個人的には思う。

実際、自分の場合はこれだけ準備して挑んだ県庁二次が緊張のあまりに会話の内容でミスしてしまったが、不合格になった時点で「じゃあ次はどこを直せば受かるんだ?」っていうことしか考えなかった。

つまり、スーツだったりの見た目要素や、本来準備していた内容面に不足があったとは到底考えられなかったから実戦での緊張と内容のミスを取り除けば、不合格になる要素はほぼ無いであろうということが判断できたからこの2か月後に受けた現職の最終面接ではネガティブな要素の取り除きに成功したのだと考えている。

 

以下、具体的に書いてみる。

【店】スーツがそれなりにリーズナブルな値段で買える店は数多くあるが
私の場合は非正規雇用時代から今に至るまで、寂しい懐具合や社会環境をものともせずに一応の見栄えをキープさせてもらっているのは「SUIT SELECT」というお店だ。

www.suit-select.com

私が好んでいるだけではなく、ハイソサエティな人生のその後をおくっている私の同級生たちの中にも愛用者が多いという点がポイント高いと思ってるんだけどどうかな?

 

ここの店の何がいいかっていうと
1・値段の割に野暮ったさがない。近年の複合商業施設内を中心に展開しているからか、むしろ非常に現代的。
2・従来からあるロードサイド展開の大型紳士服店と異なり、セールスの圧力がない。
3・ゆえに、安心して店員さんに意見を伺いながら決めることができる。接客の際の知識・気配り・態度、全てクリアしている。
4・ちょっとこじゃれたブランドみたいにあれこれ揃えたら結構なお値段、とかがない。割と妥当な値段。ネクタイもシャツも、で5万くらいか。

 

自分だと更に、スーツを買う際、基本的には妻を連れて行く。
見た目に関することは、女性の目からのチェックを通すと間違いがないからだ。
人によってはハードル高いかもしれないけど、女性からの目、かなり重要です。

 

【スーツ】
スーツ自体の色は基本は黒系統で、目立つストライプとかは入ってないほうがいい。
生地の織目がきれいなもので選ぶ。

ちなみに、就活でよく見かける紺(ネイビー)は、面接の場面では悪くはないということみたいだけどよくイメージしてほしい。俺みたいなおっさんがネイビーを着ると、よほどおしゃれさんじゃない限りは完全におっさんを加速させるだけになってしまう傾向があると個人的には考えている。

逆に言えばおしゃれさんはネイビーのジャケットに色違いのパンツを本当にかっこよく着こなしていることが多いように感じる。自分の知人・同僚でもすぐ思いつくだけで3人はいる。

 

なお、今回は面接なのでベージュとかグレーは論外だと考える。

 

【シャツの色】
これは専門家が即答していたが、真っ白一択、最も一般的なプレーンなものに限る、だそうだ。最近はシャツにも模様が入っていたり、ボタンが凝っていたりするものが多いけど面接時に限って言えば、正装であるべき=真っ白の普通のシャツ、というドレスコードが存在するらしい。
指導していただいた専門家が言うには、このドレスコードを外しただけでも不合格決定というルールの会社も多いということだった。

 

【ネクタイの色】
青系統が原則だそうだ。青も明るい青じゃなくて、藍色というか、深い青が望ましいとのこと。紺色ではないらしい。あくまでも「青」。
青系統のネクタイは理性・知性のイメージだそうで面接の場面では「まじめさ・実直さ」を最もストレートに印象付けるものらしい。公務員などのオフィシャルな方面の面接では特に好まれる傾向が強いということだった。もちろん、そういうネクタイを準備したのは言うまでもない。

ちなみに俺の場合は自分自身のパーソナルカラーを赤と決めていて、赤系統のネクタイが多いし、転職活動時も赤系統が多かったのだが、赤は情熱的・前向き、などの印象があり悪くはないものの面接においてはどうしても青系統の手堅さが勝ってしまうそうだ。

 

【革靴のタイプ】
驚くことに、これも「靴ひもが中央に付いてるスタンダードな黒」一択だそうだ。
革靴はこの型以外は全て正統を崩したスタイルの扱いだという。
シャツの色と同じことになるが、指導していただいた専門家が言うにはこのドレスコードを外しただけで不合格決定(以下略)

 

【当日持っていくカバンのタイプ】
面接当日は手ぶらで行くことはないわけで、私もカバンを持って転職活動に挑んできた。なんと、こんなアイテムにも選ぶべきタイプがあって「床に置いたときに自立する幅がある底がしっかりしたもので、黒」なのだそうだ。
これはただでさえ緊張してバタつくことが多い面接という場面で少なくともカバンに関しては一切心配しないで取回せる、というだけで話をはじめるまでの印象にかなりの差が出るという。

 

以上が、指導してもらった内容の再現。
ここからは指導こそされてはいないものの自分なりに会得してきたものを念のために。

 

【時計】
いまどき時計がなくてもスマホあるから困りはしない人も多いけれど。
面接の場面で言えば、あったほうがいい。
1つは、一般的な大人の男としては当然のスタイルだし
もう1つは、テクニカルな面で言えば面接の最中にも時間経過の確認ができる。
(実際に経過した時間を確認する場面なんて1回あるかないかだろうけど。
私は内定した際の面接の最中にチラ見で約10分経過した確認=あと5~10分程度だろうと推測、をしたのを覚えている)

面白みには欠けるかもしれないが、SEIKOやCITIZENのオーソドックスなものがいいと思う。いずれもAmazonで逆輸入モデルを探すと驚くほど廉価でいいモノが入手できる。似合うとかどうとかはもちろんあるけれど、金属製のシルバー色のベルトのものがいいんじゃないかな。革が悪いというわけじゃなくて、革は長く着用してると痛んでくるから。

正装であるとか、正統であるとか、をドレスコードとするのならば、時計は高くなくてもいいから、G-SHOCKDIESELSwatch等のカジュアルに強いイメージのものは避けたほうがいいと思う。

 

ちなみに自分が内定をいただいた時の面接で着用していったのは
GSX製で白の文字盤、ステンレスベルトのクロノグラフだった。

 

【靴下】
これも意外と知らない人が多いのだが、白系統や色物、明るい色味のものはダメ。
紺系統の目立たない靴下がいい。社会人としては当たり前っちゃ当たり前…だけど
未だにこれを知らない人が多いのも事実。
面接官の前に座った時にズボンの裾からチラ見する靴下、結構目立つと思うよ。


【ハンカチ】
面接の最中に使うことなんて、ほぼ無いのだけど、持って行って当然。


まとめ

いずれも気にし過ぎっちゃ気にし過ぎなのかもしれないし、どのポイントでも
そうじゃなくても面接を突破して内定を得た人なんてたくさんいると思う。
例えば、青系統じゃなくて紺色のストライプ柄のネクタイとか(新卒就活の定番やし)ね。

 

しかし、自分自身が不遇の時代を経て今の仕事に辿り着くまでに色々な試行錯誤をしてきた中で最後に内定を決めて、今思うのが、

 

たかが見た目、服装(しかも男性ならほぼもれなくスーツ一択)だし
実際に印象はそこまで変わらないかもしれないとも言えなくもない。
だけれども「服装1つとってもこれだけ準備してきた!」っていう点だけは絶対に嘘じゃないわけで少なくともその方面については気後れする必要がないってことでこれってかなりのアドバンテージになるんじゃないかなって思う。

たかだか10分15分程度の面接で合否を決めるっていうのはかなり細かい小さな差で決めている部分も多いんじゃないかっていうことは自分も何回も面接を受けてみて実感していること。

 

誰かの参考になったら嬉しい。

(3890字 VAIO VPCXにて執筆。元ネタは友人宛のメール)