かがみデザイン

KEEPWALKING 四十男が中小企業診断士やミニマリストを目指したっていいじゃない!

【百捨】少なくとも2年間使っていないシェーバー【捨てたものエピソードNo.011】

前職時代には便利だった脇役もお役御免に

 
前職では朝8時45分出勤、夜11時前後退社の不定休のスケジュールであったため、風呂に入る時間が取りにくく、やっとのことで身だしなみを整えるような日々だった。今回、話題に取り上げるのはそんな前職の日々で少しだけ活躍したアイテム。
 

f:id:kagamidesign:20161119152554j:plain

 
このシェーバー、驚くことに電池式だ。単三2本が持ち手の部分に収まっている。当然のことながら剃り味にも影響してくるもので正直あまりパワーが出ない。では何故、今まで手元にあったのだろうか。実は、会社でデスクの引き出しにしまっておくと万が一、髭剃りを忘れた際には超強力な助っ人になるのだ。
 

親からもらったと記憶している

 
多分なんだけど、すごくチープな見た目とパワー不足な剃り味から想像するに、たいしたことはないもらい物の部類だったんだろう。そして私はこれを親から半ば押し付けられるような形でもらって、しばらくは家に置いていた。前職勤務中のある日のこと、慌しい日々にやられちまって髭剃りを忘れて出勤してしまい、終日ヒゲ面で過ごすという醜態を晒したことがあった。それ以来、このチープなアイテムは職場のデスクに潜んでスタンバイして私を補佐する立場になった。なお、似た様な役割を担うネクタイもあって、今の職場でもデスクの引き出しには、最近は使わなくなった柄のアニエスベー謹製のネクタイが常に 1本スタンバイしている。
 

で、最近使ってないよね?

そもそも、そんなブラック企業だった前職から転職を果たしたため、今の私にはこのチープなシェーバーは必要がなくなったのだ。役目を果たしたと確認できたため、捨てた。

 

最後に少し話しが脱線するけど

シェーバーって買えばそこそこなお値段するもので、ある頃合までは家族誰かからもらったものとかをわたりあるいて、自分で買ったことがなかった。貧しかった自分は何千円か~1万以上するようなシェーバーを買うだけの余裕は無かったのだ。
 
ある日、公務員の弟がPanasonicのえらく良さそうなシェーバーを買ったことがあって、情けない兄は非正規雇用の身分でラムダッシュのエルゴミクスを意識した銀色のボディのシェーバーがまぶしく見えたもので、あの時はさすがにかなり落ち込んだのを覚えている。
 
その後は結婚を前提に同居する際に6,000円程度でbraunのシェーバーを購入して今に至っている。シェーバーをまともに買うというのは私にとっては、まともな暮らしをするっていうバロメーターのように感じられるのだ。後日話題に出そうと思うが今使っているbraunのシェーバーも網やぶれで1回刃を交換、今年に入ってからはトリマーの部品が壊れたりなどそれなりに経年劣化が進んでおり、そろそろ買い替えかなーと思案しているところである。
 
シェーバーを買い換えることができる今の暮らしに改めて感動している。
 
(1166字)