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KEEPWALKING 四十男が中小企業診断士やミニマリストを目指したっていいじゃない!

夏はさっさと終わってしまえばいい

遠い遠い昔の話になる。

 

当時の彼女からたった2日間離れただけで
急転直下、いきなり振られたことがある。

 

8月29日、晩夏らしくずうずうしい程に暑かった夏の日。
あの日彼女の部屋から出てきて、帰路でふらついていたのは
夏の暑さだったのか絶望感だったのか。

 

私は星占い的には夏というのはあまりバイオリズムがよくないようで
それはある程度の占いであればテンプレの如く書かれているし
事実、8月のお盆を過ぎたころから
仕事もプライベートも一気にペースが乱れ
モチベーションが最底辺まで落ちてくるなんてことも珍しくない。

 

予期せぬトラブルも多発する。

あまりに酷いので過去には8月29日に有給を取って
終日家から出なかったこともある。

 

「息子がもしかしたら自閉症かもしれない」という話を
妻から夕食の食卓で切りだされたのは
数日前(8/23)のことだ。

 

私は正直、自閉症というものについて、こと細かくは知らなかった。

 

マルチタスク志向が強すぎて、それで仕事でテンパることもある
私だって、ADHDかどうかで言えば
それなりに疑わしいのではないかとも
思う部分が無いわけではないし

 

妻だって社会性があるかどうかで言えば、かなり弱いほうだと思う。
パートさん達の職場では毎回いじめの標的にされる位に要領が悪い。

 

なので、息子だって程度はともかく自閉症かもって可能性だって
そりゃあるかもしれないよね、というのは理屈ではわかった。

 

理屈では。

 

丸1日が経って、いてもたってもいられなくなって
自閉症って正確にはどんなもので
子供が自閉症だったとしたら子育てはどうなるのか
小学校は特別学級とかにしか行けないのではないかとか
そもそも障害なのか、障害の程度としてどうなのか
息子がそれに該当するのかどうか
なんてのをスキマ時間の都度、調べてみた。

 

絶対に自閉症じゃない、とは言い切れない
とはいえ、自閉症確定だ、ともいえない こんな感じの感触になった。

 

心配で心配でたまらない。
これからどうしたらいいのかとか皆目見当がつかない。

 

息子はとてもかわいい。愛している。
それだけに気が気じゃない。

 

のに、割と淡々としている妻にもイラついてしまう。
半年くらい前からそうかもしれないと思っていた、だと。
だったらもっと早く言わんかい。


この半年間、その可能性を踏まえた子育てをしていたとは
到底見えなくて、その部分でも妻を非難したい気持ちが抑えられない。

 

それでなくても何となく最近妻と折り合いがよくない気がしていたし。

セックスレスは3年になる。

愛というものは概念でしか理解できず、感じる場面は少なく

恋なんてものは結婚前からしばらくないってことになる。

俺の人生ってもうそういう方面では何も期待できないのか

 

もはや離婚でもいいんじゃないかってのも

正直脳裏をよぎることがある。


これも長年独身でテキトーにやってきたことへの現状維持バイアス
未だに強くかかっているってことなのか?

 

心配だったり不安だったりで飲む酒は進むけれどちっとも美味しくはない。

そこそこイイ酒のはずなんだけど、

美味しい酒をこんな気持ちで流し込んでも全然味がしない。

 

仕事?もちろんうまくいってないよ。

もう夏はさっさと終わってほしい。晩夏になると毎年ロクなことがない。