THE YELLOW MONKEYの福岡2Days LIVEに行かなかった件
THE YELLOW MONKEYのLIVEに行かなかった
2016年にTHE YELLOW MONKEYが再結成された事は既に知ってる人は知ってる話。
もっとも「ザ・イエローモンキー」って言ったって、若い人にはわかんねーだろうなー。。。
彼らは私にとって好きなバンドベスト3に入る程のバンドで、自分のこれまでの人生に良くも悪くも影響を与えてくれた。20代前半の頃の何も知らないくせに勢いだけはある感覚と、根拠になる力もなく鬱屈した気持ち、そういうものを全部まるっと抱えて表現してくれる、そんなバンドだった。
大学生時代の夏に、まだ商業施設になっていない、ただのだだっ広いヨットハーバーだったマリノア福岡での野外ワンマンライブの感動は、今でも鮮明に記憶している。
(今は大きなアウトレットモールになってる。今は今で魅力的な場所ですが)
あれこそがROCK、彼らこそがROCKだったと今でも思う。沈みゆく夕日の中「こっち側に来いよ」とMCで語った吉井和哉の言葉を忘れたことは無い。
自分がある程度、自分自身の生き方を定めることができたのは30代も最後期になる37、38、39歳あたりで都合20年間程「大きなおともだち」として銭も希望もないようなゴミクズみたいな暮らしをしてきた。そんな風に30代になってからも彼らの音楽には時折触れていた。
今春に再結成を知って以来、必ずLIVEに行くと決めていた。
断念に至るまでの都合もろもろ。
九州住まいの私が行くとすれば、福岡マリンメッセ2DAYS。7/16・7/17(つまりこの連休中)なんだ休み取れそうじゃん、余裕じゃんヨユーって思ってた。
雲行きが怪しくなってきたのは5月。7/17に仕事の予定(とはいえ、イベントでお付き合い的な予定)が入りそうでどうやら17日は難しそう・・・本来ならば7/17に出席すべきはこの業務分野の主担当をしている先輩職員の一人なんだが、彼は何だかんだ言ってスルーしそうな気配がぷんぷんしていた。
良く言えば割り切ってる、悪く言えばry な人なので^^;
そうなると、一応保険で副担当の自分が出席できるようにしておかなければおかしいじゃないか。(結局この読みは的中で、自分だけがイベントには参加した。参加したことで組織としては体面が保てたしね)
まあこれで2DAYSのうち1日はアウト。まあいいじゃないか、7/16のほうに行けばいいじゃないか!まだこの時点では行くつもりでいた。
実は自分が主担当の仕事でも・・・
仕事のスケジュールもこれだけで済めば、行けないこともなかった。ただ、自分が主担当の仕事でかなりの規模のプロジェクトが今月4月から進行していた。本番は7/21と7/22を予定。つまり7/16~7/18の連休って本番前最後のお休みになる。
裏を返せば、ここで心身のコンディションを万全に整えておかなきゃいけないし、この連休をある程度スケジュールを空けておきさえすれば、万が一、例えば一部のタスクが凄く遅れまくったりなんて最悪な事態にも対処ができる。
ただし、連休を自分の仕事のためにストックすることになれば福岡でのイエローモンキーLIVEは行けなくなってしまう。行けないこともないんだけど、行くとなればとんでもない強行軍になってしまい、もしそんなことになったら7/21と7/22の仕事は正直自信ない。てか、体力的に絶対に無理だと思った。
どっちが大事なんだよって話でした
まぁ、迷いましたよ。散々迷った。
妻にこそ言わなかったけど、1か月近く、ずーーーーーーっと悩んでた。迷ったけど41歳のおじさんになって、今は守るべきものもある。立場もある。20代の頃みたいになーんも持たずに生きている身の上ではない。
イエモンのライブ行きました、体調崩しましたorイレギュラー発生しました、仕事大ミスしました、とか絶対にあってはならないこと。
そんな具合で、断念・・・
負け惜しみに聞こえるかもしれないけどね
復活したイエローモンキーは確かにカッコよかったですよ。音もキレキレだったし。
ライブに行ったファンの感想を見る限りでも劣化はなかったみたいだし。
だけど、なんと言いますか、私にはいまいちグサっと刺さらなかったのも確かで。
コトバがスッと入ってこなかったような・・・。昔のイエローモンキーではそんなことはあり得なかった。それもちょっとひっかかってた。
20年前のあの時に体験したあの感動を、そのまま自分の血肉として大事にしておいたほうがいいのかもしれないっていう気持ちも正直ありました。
かなりの時が過ぎたし、その間、色々なバンドやアーティストも出てきている。今の自分にとっては、今抱えているものと天秤にかけてまで行かなきゃいけなかったわけじゃなかったのかもねと一旦、自分の中では納得させています。
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さて、8月以降のライブ、どうにかして行けないもんだろうか・・・(笑)
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