かがみデザイン

KEEPWALKING 四十男が中小企業診断士やミニマリストを目指したっていいじゃない!

デザインってコトバに辟易していた(ブログ更新再開に添えて)

なんとか新商品発売に漕ぎ着けたが・・・

 
私のお仕事は経営コンサルティング的なことで
業務の中には新商品開発や販路開拓なんていう分野がある。
とある新商品開発で1年がかりのプロジェクトがあり
先日ようやく発売開始までこぎつけた。
 
発表と同時にかなりイイ反響をいただき
プロデューサー役を担った私としては上々だったわけだが
企画が出た頃から1年半を過ぎて発売開始になった頃には
あまり格好の良くない問題点も大きくなってきた。
 
デザイン事務所とクライアント本人との関係性が
イマイチしっくりこないのだ。
 

判断ミスは依頼先選定の時だった

 
話は半年ちょっと前にさかのぼる。
プロジェクトも中盤に差し掛かってきた頃
「どこのデザイン事務所に具現化を依頼するか」という段階になった際に
今までお願いしてきて割と手堅かった
デザイン事務所をあえて外すことにした。
 
同じ地域の中に
いくつも似たようなテイストのモノがあふれるのも面白くないし
何より今回の企画には、その事務所が特意とするテイストが
若干合わないように感じたからだ。
 
あと、他の企画で仕事を依頼することも
決まっていたりしたので、1件くらいええやろ、というノリだ。
 
そんなわけで、本件の具体化は
実績も十分で、外野から見ていても確かなクオリティの仕事をしていた
別のデザイン事務所にお願いしてみたいと思ったのだった。
 
ところが、これが結構予想が外れた。
 
実際にMacイラレを使って
デザインを手掛けているであろう、若手の子がイマイチだった。
こちらの要望を適切に表現できない。
 
最終的には再度自らが取材を行い、画像データを送信して直接電話をして
1時間近く細部のニュアンスの指定を行なってから
ようやく製品化が見えてくるありさまだった。
 
連絡も後手後手で、こちらからこまめに声をかけないと
とんでもない事になっていたりする。
 
一番やばかったのは製品化の入稿をお願いしたのに
1ヶ月近く放置されていたことだ。
新商品の発売開始時期はこれが原因で1ヶ月遅れた。
 
代表者はそこそこ著名な方だから
仕方がないのかもしれないけれど、なかなか連絡がつかない。
他にも事務所内でやりとりする方が何人かいて
結局どの担当者に話を集約したらいいのかがはっきりしない。
 
はっきりしないまま、なんとかやり過ごして
カタチにしてきたのだけど
今度は追加発注等の面で言った言わないの状況が出てきた。
 
「仕事がやりにくい!」とまで言われたりもしたが
私としてもプロジェクトを無事に離陸させなければならないため
グッと堪えるしかない。
 
そもそも、窓口が統一されていなかったり
進捗が分かりにくかったり、というのは ソチラ様の落ち度であり
クライアント本人でもない私に言われてもなぁー
というような事が 週1ペースで発生していた。
 
デザイン事務所とのやりとりとは全く関係がない事で言えば
他にもちょっとした大きなイベントの担当者をしていたり
中小企業診断士受験の直前期と重なったり等
私自身にもまるで余裕がなかったのもある。
 
色々な業務を同時進行で持っている中で
週1ペースのプチトラブルは地味に効いていた。
 
お盆期間に会社が休みになるため
ちょっとした夏休みがあったが、そこまで心身共にだいぶきつかった。
 
こういった経緯があって
デザインという単語そのものにだいぶ疲れていたし
「デザインだぁ?デザインを語る前に一般的な仕事をしてくれよ・・・」
というくらいにこの件について嫌気が差していた。
 
一方で新商品は世間様からのウケがかなり良くて
これが却って大変なことでね・・・内実がボロボロなだけに。
 
ようやくカタチになったプロジェクトをこんなしょーもないことで
(しかもクライアント本人じゃなくてプロデュース役の私が)
水泡に帰すわけにはいかないので
何とか耐え切ってここまで漕ぎ着けている。
 

そんなわけでここのブログにも足が遠のいた

 
元々、何か明確な意図があってつけたネーミングじゃない。
かがみデザイン
 
「昔やってきたネトゲ内でのキャラ名+
ライフデザインということを表現していけたらな」
 
程度の組み合わせで つけたネーミングだ。
 
恥ずかしながら、デザインでメシを喰っている方々
事務所に対して幻想に近い憧れがあることも確かだ。
現場がデスマーチでITドカタ気味なのも、もちろん知ってはいるが。
 
そして、そんな割と適当な背景でブログ名をつけたものの
月日が流れ、そのデザインという
コトバやコトバの意味するものに 思い悩まされていた。
こんな日々に、その名前のトコに
思いっきり何かを書くなんてことができない。
 
無条件に避けてたのかもしれない。
 

それでも、何か書きたい

 
先に書いた夏休みの間
何となく色々なことを考えていたのだけれど
リアルとは関係が無い、匿名の人間として
モノを書ける自由な場がやはり必要だ。
 
リアルでは、良くも悪くも打算がある。
お行儀良くしておかなければならない。
 
例えば頭が良くない方が、ちょっと政治的に左寄りの
荒唐無稽なことをFacebookでわめき散らかしていても
それに触っちゃいけなかったりする。
 
イイネなんてとんでもないけど
正論を長々と書くほどのエネルギーもない。
むしろあまり関わりたくない。
仕事上・地域上つながりがあるから仕方なく繋がってるだけだ。
 
自分が発信する内容も、
常にお行儀良く、自分自身の広告宣伝になりうるものに限定される。
本当のことを書いているんだけど、
結果的に意図的に印象操作された大嘘の記事が並んでしまう。
 
私が本当に感じたこと、考えたことを、書き連ねていく場が必要だ。
 
こんな感じの事を通過して、感じて、今ここに帰ってきました。
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