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KEEPWALKING 四十男が中小企業診断士やミニマリストを目指したっていいじゃない!

【百捨】USBビデオキャプチャ【捨てたものエピソードNo.014】

昔は「魔法使い」だった

 
CDからWAVE音源を抜き取ったり、抜き取ったWAVE音源をMP3に変換したり
VHSのビデオテープから映像と音をそのままデジタルデータ化させたり
DVDから映像ファイルを抜き取ったり
抜き取った映像ファイルのファイル形式をAVI等からMpegに変換させたり
映像ファイルの都合の悪い部分を編集ソフトで編集したり
編集した映像ファイルをいくつか結合させて再編集したり
そういったファイル類をCDやDVDに書き込みをして、レーベル印刷をしたり
 
・・・こういう類の作業は全て、昔はある程度パソコンに詳しい人でなければ出来ないことでそれができるってだけで「魔法使い」扱いされたものだった。(なお、上に記載したTipsはいずれもGoogleで検索すればやり方なんてすぐに見つかる。お金もさほどかからない。)
 
恥ずかしながら告白するが、ある程度の「魔法使い」であることに変な自惚れがあったことと「魔法」を使うための作法について、技術的なこだわりも多少なりともあった。それはやはり一時期はそれが仕事に直結していたからこそだろう。
 
言うまでもないことだが、2016年も終わりを迎えようとしている現在において、これら「魔法」の価値なんていうものはほとんど無いに等しい。「魔法」を使う必要がない位に色々なサービスが普及したし、ハードウェアの進化も著しいから「魔法」なんて面倒なことはする必要が無いのである。
 

USBビデオキャプチャという「魔法使い」最後の形見

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今回取り上げたのはBuffalo製のUSBビデオキャプチャ。3,000円程度であったか。昔はCanopus製のハードウェアエンコーダー付きのPCIビデオキャプチャボードなんかを使っていたわけで、それから比較すると子供のおもちゃみたいなものだ。
 
購入した当時は既にビデオキャプチャを行う場面はほとんどなかったためセットを処分しており急場凌ぎでこれを買って使ってみたが、音ズレや取り込み失敗も多くてなかなか安定しなかった。「やはりビデオキャプチャは内蔵ボードに限るな」とその時に思ったまま、なんとなく道具箱に居ついたままここまでついてきていたモノ。
 
いわば、私がまだ「魔法使い」だった名残を残した最後の頃に入手した品物。
 

今はもう「魔法」なんか使ってる暇はない

 

齢42歳、普通の会社員、妻1人、2歳の息子1人。ビデオキャプチャに心血を注ぐような必要性が無い。時間も無い。そういうわけでこの品物は捨てることにした。

 

 
(1028字)