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KEEPWALKING 四十男が中小企業診断士やミニマリストを目指したっていいじゃない!

【断捨離月間百個捨て作戦】六角レンチ【ミニマリスト化への道No.020】

六角レンチ・・・なんでこんなものが床に転がってるんだ

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CPUやマザーボードから買い揃えていって自分好みのパソコンを作るという趣味、すなわち自作PC全盛期の頃、私もこの底なし沼にどっぷりと浸かっていた。当時私が使うパソコンのPCケースは決まってWindy(星野金属製)だった。機能やコストパフォーマンスから見ればこれがベストなパーツとは全然言えないものであったがWindyのフルアルミケースの質感の良さは群を抜いていた。色々な品物でアルミアルマイト仕上げが大好きな私にとってはPCケースはwindyが当然の選択であった。


そしてWindyのPCケースはフロントパネル(パソコン本体の表面)を小さい六角レンチで留めてあるものが多かった。そういった事情で私の荷物には六角レンチが常に存在した。

 

部屋が散らかっていたり、買い替えが頻繁で六角レンチは増え続けた

私が最も自作PC、というかパソコン関連の品物をとっかえひっかえしてた頃、ただのPCケースなのに相当な数を買い替えていた。今でも8台のデスクトップ機を同時に動かしたらブレーカーが落ちたり、6畳の部屋が10台以上のPCケースで埋まっていたり、なんてことを思い出せる位にとにかく悲惨な荒れ模様であった。部屋がこれだけ荒れているというのは即ち、私生活も自分自身も心身ともに荒れていたんだと今になってみれば判る。その頃は色々なことが苦しかったもんな。

 

今回の話題とは違うけど、当時はこれに加えてヘビースモーカーで煙草のヤニ汚れもかなりひどかったと思う。もう本当にしっちゃかめっちゃかだった。そんな荒んだ部屋に、定期的に入ってくるwindyの自作PCケース。こんな状態で立派なフルアルミケースばかりが導入されてもどうすんだって話なんだけど、その事にはまるで気が付いていなかった。

 

メンテナンスするための六角レンチがどこにあるのかすら探すのが大変で、探せないから適当に安いのを買ってくるとかの繰り返しをしていた。六角レンチが増える住まいっていうのもなかなか無いだろうと思うけど、部屋が散らかるというのはだいたいこんな構図だったりするのかもしれない。心が迷っているから、所持品の質量がバランスを取れなくなってバランスが乱れた環境に足を引っ張られて、ますます自分自身が迷走する、こういう負の輪廻をぐるぐるすることって誰しもあるのかもしれない。

 

夢から覚めると、それが不用品であると気付く

既に私が使用しているPCはノートPCのみで、デスクトップPC/自作PCはかれこれ3年間使用していない。妻がネトゲをプレイするので、妻用で1台あるのみだ。でも実はまだ自作PCケースは2台ストックを持っていて、これを処分するかどうかでは未だに悩んでいるんだけど(最終的には手放すつもりではいて荷造りも済ませてある)、いずれにせよ六角レンチなんてものは1本あれば充分だし、PCケースを処分すればその六角レンチ1本すら不要になる。

 

思い込みや見栄や憧れを排除した、自分と家族にとっての最適な暮らしを追求すれば
それが不用品であることに気が付くことは多い。こうしてミニマリスト化の階段を1つづつ登っていきたいと思っている。

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