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KEEPWALKING 四十男が中小企業診断士やミニマリストを目指したっていいじゃない!

今年、買ってよかった物 GSX2001SBK /BOLLARD SUPER GRAND COMPLICATION

お題その2「今年、買ってよかった物」

 

はてなブログ「今年、買ってよかった物」ってお題があった。これは書かねばなるまい。私が今年買ってよかった物はGSX2001SBKっていう腕時計だ。はっきり言って溺愛している。

 

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これです。これ。

GSX2001SBK /BOLLARD SUPER GRAND COMPLICATION

2016年にやれたことはいくつもあるのだが、個人的には一番嬉しかったのが8月に社内表彰で最優秀賞を獲得したことだ。この賞については今の仕事に転職する際に年度で1回社内表彰の制度があることを知ったので「どうせ仕事をするのであれば面白くやったろうじゃん」って思って、絶対にこの賞を取ると決めていたのだ。
 
転職1年目で賞を取るなんてことはもちろん前代未聞らしく、実はともかくとして箔がついたことは間違いない。地方ではあるものの新聞に記事が掲載されたり、受賞プレゼンの様子が地方ニュースで取り上げられたりと、局地的ではあるものの取り上げていただいた。
 
通常業務に加えてプレゼンの準備やら出張やら中小企業診断士受験などで慌しかったが、いい事ではあるからやっぱりチヤホヤされまくりだったのはまんざらでもなかった。ニヨニヨしてた(笑)。
 
社会認知欲求が高めなことを自認しているかわいそうな私にとっては、非正規雇用から脱出して正規雇用になって1年半位が経過して、社内表彰を受けるところに辿り着くまでが夢みたいなサクセスストーリーだなーって思ったりしてた。40歳から地方で転職成功、非正規から正規へ・・・ってやった当事者でないとなかなか理解していただけないスケールの成功体験だと思うが(笑)
 
こうなってくると、記念品の1つでも買いたくなるのが人情というものだろう。とはいえ受賞当時は結構急な支出も重なったりした影響から超極貧だったので買い物をするってこと自体に相当迷った。私自身の思い入れなんか、遥か天空から俯瞰してみればどうってことはなくて、状況だけを見れば「単に借金がかさむだけ」じゃないかって話でもあったし。
 
でもね。仕事柄表舞台に出ることは今後あまりないだろうし(もしかしたら二度とないかもレベルです)、転職実現から社内表彰最優秀賞受賞 までのストーリーは客観的に見ても素晴らしかった!と自画自賛できるので、1つくらいは金字塔を立てたって証が欲しいって思った。
 
18歳で当時付き合っていた彼女に月並みだけど酷い振られ方して、そこから立ち直れずに惰性で大学受験全敗以来、ついこないだまで非正規雇用の立場で負け組街道まっしぐらだったから。やりとげたことだけは確かで、ここで自分をほめてやらないと次はいつになるかわからないぞ、っていう。
 
卑屈に見た場合だけじゃなくて、あくまでも状況をフラットに見た場合・・・こんな賞を取って社内外にある程度認知もされたとなれば、これから先はそれ相応の見られ方をする(2016年12月現在、やっぱりそうなってます・・・)ので今後は結構大変になるぞ(2016年12月現在、大変です・・・)と考えた。ここまでのストーリーは一旦完結させて、次の新章を書いていく段階になったのだと捉えた。という言い訳を作って衝動買いGO!
 

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こうしてそこそこなお値段のセリをヤフオクでやって、今回話題にする時計[GSX2001SBK /BOLLARD SUPER GRAND COMPLICATION]は晴れて私の元へ来たのである。見よ、この圧倒的な存在感を!メカメカしさ爆発だ!
 

この時計の購入は正直勢いの部分が大きかった。

 
GSX BOLLARD は私が大好きな時計メーカーであるGSXの上位ブランド。20代前半の頃に福岡市天神の時計店でもらったパンフレットの表紙にデカデカと掲載されていた。もう立ちくらみがするほどにかっこ良くて、でも実物なんて九州では展示とかどこにしてるかも謎で長年憧れてきた。実物は見たこと無かった。
 
一方で10万円を超えるその価格と10年以上前に終売しているが故に入手の実現性を極めて低く感じていたGSX最上位ラインであるBOLLARD。何しろ10年以上前の品物だからね、新品が無い。
 
社内表彰→ネットで探す→たまたまGSX BOLLARDがある→買わない理由が無い こんな感じでした。ヤフオクの入札バトルは1時間以上かかって制圧した。
 

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入手したモデルは[GSX2001SBK /BOLLARD SUPER GRAND COMPLICATION]で、2002年12月に発売されたもの。GSXBOLLARDは一時期1年に1回数量限定で発売されていたので何種類かのモデルがある。
 
これを自分のものとして入手することになった。時計好きの底なし沼からすると10万円台なんて時計はロレックスやオメガやフランクミューラーなんてそうそうたるブランドと比較すれば「ほんの序の口」程度のものかもしれない。一方で10万円単位の時計を持つ人ってそれほどはいないっていうのを自分がそういう時計をつけるようになってみて判った。まぁ、時計は値段が安くても実用性はさほど変わらないからね正直。
 
やっぱり普段使いでガシガシ傷が入ったりするのはちょっと気が引けるから普段はこの時計はつけていなくて、会議やプレゼンなんかでちょっと気合入れなきゃいけない場面やお客様を迎える場面とか限定で使っている。
 
あと、なんとなくテンションが低い時とか。この時計を入手できる程度には幸せじゃないかって自分に言い聞かせる時とかに腕にはめて出勤したり、妻に隠れて眺めたりしてる。やっぱり日々、そんなにいいことばかりじゃないけどサ、この時計を見て「お前、BOLLARDまでゲットしちゃってて何贅沢なこと言ってんだよ、このタコ!!」と
ビーバップハイスクールばりに自分自身に言い放ったりしてる。
 

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購入した時にはベルトの長さがちょっと長すぎたのでコマ詰めをしてもらった。ベルトの止め具はラチェット式。ちなみに写真で伝わるかは謎だがこのステンレスの質感も抜群に良い。その辺の安い品物とは一線を画している。
 

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今だとDIESELやNIXONの時計とかのデカい時計があるので、それらと比較したらそこまでの大きさではない。でも10年以上前を想像してみるとその頃はかなり仰々しいサイズだったんじゃないかなと思う。はっきり言って重い。この時計はめていると重くて全然楽じゃない。だがそれがいい
 

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裏面。シリアルナンバーが刻印されている。私のは「0010」だ。このナンバーも個人的には非常に重要な要素だった。

 

私は小学生の時、野球チームで主将だった。主将の背番号は私が育った地方では通例として10番だった。小学校2年生から野球をしてきたがそんなにスポーツに特性があったわけじゃなかったから、6年生でそれを背負えるとは思っていなかった。

 

こんな経緯で、10番にはとても思い入れがある。GSX BOLLARDで、社内表彰の記念品で、シリアルナンバーが10番。買わない理由が無い、むしろ俺専用だろと思った。
 
 
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操作設定のためのボタン、竜頭は左側面に3つ、右側面に1つ。実は多機能すぎてまだ全部の機能は使いこなせていない。ゆっくり説明書を読む暇があればいいんだけど、妻にナイショで入手しているためあまりおおっぴらに読んで触ってってわけにはいかないのだ。
 
10年以上経過した時計なので、竜頭のスキマとかちょっと汚れているからいずれ完全分解洗浄でのオーバーホールとかをお願いしたいと思っている。
 

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ちなみに買った意味もちゃんとあって、BOLLARDを持ってしまったからこれより見劣りする時計にはあまり執着しなくなった。例えば1~3万円台位の時計を無理してまで買いたいって気持ちにはならなくなった。懐具合と使用目的のニーズとのタイミングが合わないと、時計は買わないと思う。
 
GSX BOLLARDより高みに上るとなれば、タグホイヤーカレラやクロノスイスオーパスあたりが欲しいんだけど時計ばかり買ってもどうなのさって思うし、舶来ブランドはもはや気軽に手を出せるようなレベルのお値段じゃない。
 
今後は~そうだな、中小企業診断士に合格したり税理士試験に合格したりしたらクロノスイスオーパスの購入を考えてもいいかな(と大風呂敷を広げておく)。
でも、クロノスイスオーパスみたいなバカ高くて派手な時計を使う場面って生涯でも10日無いような気がするなー。
 
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